これぞベニテングタケ!2022.10
秋に見ることができた、美しいベニテングダケのお話です。
きっかけは、キノコ会のグループLINEで「ベニンテングタケを見ました」というメッセージ。偶然にも、次の日は息子の小学校が午前授業、私の仕事も休みだったので、家族で探しに出かけることに(運命だー)。
自宅から目的地までの道のりは車で約80km。初めて行く場所ですし、詳しい位置も不明ですが、まぁ行ってみましょー♪(←行動力)
2時間半後、美しいシラカバ林の高原に到着。これは、確かにベニテングタケがありそうな雰囲気。ベニテングダケは菌根菌。シラカバさんと栄養のやり取りをして生きてますから。
いざ探索!
スッポンタケ、スギタケの仲間などは見つかるものの、ベニテングタケはありません。
1時間ほど探索しながら歩いていると、見つけました!とうとう見つけましたよ!!キレイなベニテングタケ。
ベニテングタケ発見っ!!分かりますかー?
絵本から飛び出たような。と言うより、「え、作り物…?」ってくらい美しい。今この写真を見ても、ここにそのまま生えていたようには見えない…。
息子も興奮。もちろん父も興奮。最初は「わーーー!」とかいう言葉しか出てこず。見たくて見たくてたまらなかったものを実際に見てしまうと、そんな言葉しか出てこないものです。
このあと、30分程ベニテングタケの撮影会。
見れば見るほど美しい赤と白のコントラスト。
「スーパーマリオのキノコのモデル」というのはよく聞きますが、「サンタさんは、ベニテングタケを食べて幻覚を見た人が考え出した」なんて話も聞いたことがあります。ホントかな?
綺麗ですねー。赤色の傘に残る白色のイボ(被膜の名残)、ささくれ状の柄(え)、柄の基部がふくらんでいて環があるツボがあります。
惜しむらくは、薄い膜上のツバが見られなかったこと。裏返して見ると、内皮膜としてヒダを守っていました。まだ幼菌だったのねー。
トータルで2時間半ほど滞在しましたが、見ることができたのはこの1本だけ。後日、キノコ会の方に聞いても「この秋は、ベニテングタケを全く見なかった」とのこと。
キノコが不作の年だったようで、出会うことができて幸運だったと思います(^^)
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