胞子紋をご存知ですか?
胞子紋(ほうしもん)というものをご存知ですか?
こんなのです。
キノコは「菌類が胞子をつくって散布する器官」だそうです(専門用語では「子実体(しじつたい)」よばれます)。
そう考えると、細長い柄(え)の先に、広がった傘を持ち、傘の裏側のヒダから胞子を散布する一般的なキノコの形は、「胞子を効率よく散布するため」としては最適な気がします。
そんな胞子を肉眼で見ることは難しいです。小さすぎるんですね。そこで「胞子紋」の出番です。
シイタケの上に、
湿らせたキッチンペーパーを載せ、
お椀をかぶせて一晩置くと…
はい!シイタケの胞子紋が取れました~。
シイタケの胞子は白なので、100円ショップなどで「黒い画用紙」なんかを買っておくとよいですね。
ちなみに、この写真のシイタケは原木から摘み取ってすぐの新鮮なものでしたが、スーパーで購入したものからも胞子紋は取れることがあるようです。
胞子紋の写真をもう少し。
ガッツリキノコを採取してきて、
並べて胞子紋を取ると、こんな感じ。
キノコもカラフルですが、胞子にも色の違いがあるのが分かります。
こんなふうに並べたキノコからは、
こんな感じの胞子紋が取れました。
左下のベニナギナタタケ(朱色の細長いキノコ)からも、しっかりと白い胞子が出ていることが分かります。面白いですね~。
最後に注意点が。キノコからは胞子も出ますが、虫も出ます!お椀を開ける時は、心の準備をしましょう。(我が家では、虫が嫌いなキノコダ母を驚かせないようにしないといけません)。
皆さんも、胞子紋にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?自然の作り出す美しさに、ドキッとするかもしれませんよ。
いやそれより、虫にドキッとするかもですね…
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