R5キノコの展示会のお知らせ
息子の展示会のお知らせです!
『キノコと僕の11年』という題名で、
令和5年10月1日(日)から10月29日(日)まで、
網張ビジターセンター管理等で、
キノコの展示会を行います。
内容は、
・自由研究のノートや模造紙
→きのこマップ・毒キノコ事件簿・冬虫夏草など
・キノコの標本
・キノコストラップ
→エノキ・マイタケ・ドクツルタケなど
※まだキノコストラップが準備されていません
・キノコの工作
→カエンタケ・ソライロタケ・ハナガサイグチなど
・キノコの図鑑
→「きのこ博士入門」・「くらべてわかるきのこ」など
・その他
→岩手菌類研究同好会の会報「あみっこ」など
期間中、息子がいる時間帯は以下のとおりです。
10月1日(日)の午前中
10月14日(土)の午後(13:00から15:00ころ)
10月29日(日)の午後(15:00から17:00)
会場には、「感想ノート」も置いてありますので、
よろしければ記入をお願いします。
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家族の紹介
タマゴタケ②~お料理~
本日は「タマゴタケ」料理についてです!
タマゴタケは食べられるキノコです。見た目は鮮やかで、いわゆる「毒キノコっぽい」ため、食べるのに少しだけ勇気が必要かもしれません。
「鮮やかな朱色の傘に、黄と橙のだんだら模様の柄(え)、ふっくらとした白色のツボ」など、特徴がハッキリしています。
この特徴に似た毒キノコもほぼないため、種類の特定がしやすいキノコだと思います。
以前の記事「タマゴタケ①」については以下をご覧ください。
タマゴタケは人口栽培はされておらず、産直などに出回ることも少ないと思いますが、採取したものを食べる場合は専門の方に見てもらいましょう!
過去の写真を整理してみましたが、我が家の「タマゴタケ料理のレパートリー」は少ないです…
でも張り切って紹介してみましょう!
①2017年、息子が5歳のとき。
(↑イラストにしてみました)
塩水で洗って、小麦粉をまぶし、フリッターに。
初めてタマゴタケを食べた息子。爪楊枝(つまようじ)で試食。
「うまいっ!」と満面の笑み。
確かに、今まで食べたことのないような、コクと旨味が合わさった味です。
②2019年、息子が7歳のとき。
タマゴタケのフェアリーリングを発見!
家に持って帰り、観察&スケッチ。なかなか大きいものが採取できました。
念のため、塩水で虫だし。
妻が炊き込みご飯を作ってくれました。味は美味しかったのですが、色がすべて抜けてしまいました。
③2020年、息子が8歳のとき。
自宅から1時間ほど離れた山を散策していたところ、タマゴタケの幼菌を発見。
白いツボの部分は美味しくないとのことなので、剥がしてきれいに洗います。
バターを多めに入れて、今回もフリッターに。外はカリッと、中はふわっと、濃厚なコクがあり、冷たく冷やした白ワインと合う感じです。
④2021年、息子が9歳のとき。
この年は、タマゴタケが大発生。息子は大興奮でした。
[左上]ナイフで割ってみたところ。中身はこんな感じになっております。
[右上]傘の頂点に、外皮膜が残ったもの。
[左下]親御さんと、子ども4人。
[右下]老菌。お疲れ様です。
家に戻ってきて、いつものフリッターと炊き込みご飯。
タマゴタケは、香りはそれほど強くないのですが、チーズのような、バターのような、コクのある旨味があります。
皆さんも山で見かけたら、専門家に確認してもらったうえで食べてみてくださいね。
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家族の紹介
アミガサタケでイカ飯ですよ2023.04.09
昨年は「4月30日」に同じ場所で発見しましたので、3週間ほど早いですね。
以前の記事「トガリアミガサタケでクリパだ!」については以下をご覧ください。
2023年2月18日の様子。まだ雪が残っています。菌糸たちは地下で準備をしています。おそらく。
2023年4月3日の様子。とうとう生えました!
どこにあるか、わかりますかー?
答えは下の写真に。
↓
↓
↓
ここですよー。ニョキ。桜の木の根っこ付近からこんにちは!
双子アミガサちゃんや、
おじぎアミガサちゃんも発見。なんかかわいい。
4月8日に、息子も見学にやってきました。
真剣な眼差しで、パシャリ。後ろでは桜が咲いてます。アミガサタケは、この時期なんですよね。
スコップで丁寧に掘り起こしました。
拡大してみるとこんな感じ。傘のヒダヒダに吸い込まれそう…。
家に持って帰り、顕微鏡で胞子の様子を観察しました。「子のう」が見えましたよ。
次の日の朝。4月9日に料理開始。
標本として乾燥させたもの以外、全て料理に。
★1品目。
アミガサタケの柄(え)を切り、中の空洞に生米を詰めていきます。グイグイ。
お米が出ないように、楊枝(ようじ)で封をして、追加の生米を入れて20分。
★2品目
ペンネを茹でながら、「生クリームとコンソメとアミガサタケ」を入れてソースを作ります。
ちなみに、ニンニクや玉ねぎ炒めたものを入れたり、マッシュルームを入れたりしても美味しいようです。
美味しそうですね~
バクバク食べる息子。
クリームペンネは出汁(だし)のうまみが出ていて、前回のクリームパスタと同様に美味しかったです。
しかし、驚いたのは「イカ飯風」。シイタケのような、でも更に上品で濃厚な感じの旨味が染み渡るのです。
お米は、そのだし汁を吸って高級雑炊のようになります。飲んだあとの締めに食べたら最高。The旨味。
アミガサタケは「クリーム系にしか使えない」と思っていてスミマセン。
いやぁ、本当に美味しかったです!
尚、アミガサタケには毒成分が少々含まれているということで、サッと茹でこぼしてから調理をしております。野生のキノコを食べる場合は、専門の方に相談するなどしましょう。
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家族の紹介
タマゴタケ①~出会いから7年間~
「タマゴタケ」というキノコ、知ってますか?
最初は、卵(たまご)のような外被膜(がいひまく)に覆われています。やがて頭頂部が割れ、そこから可愛らしい鮮やかな赤い傘が顔を出します。ニョキ。
外皮幕を割ってみると、こんな感じ。初めてナイフを入れたときは少し緊張しました(^^;
毒キノコの多いテングタケ科のキノコの中で「食べることができる」のも特徴です。
成長すると、こんな感じになります。ニョキニョキ。
この写真は初めてタマゴタケに出会ったときに撮影したものです。
さて、
タマゴタケに出会ってから、今年で7年。毎年タマゴタケに出会い、息子と共に写真を撮ってきたので整理してみました。
①2016年9月17日に撮影。息子4歳、幼稚園の年中。
初めてタマゴタケに出会いました。絵本や図鑑でしか見たことがなかったので、息子も私も感動したものです。傘の朱色が本当に鮮やか!黄色と橙色のだんだら模様の柄(え)もオシャレです。
②2017年8月6日に撮影。息子5歳、幼稚園の年長。
息子の行事の最中に、知り合いが偶然発見。巨大なタマゴタケに驚きました。初めてタマゴタケを食べたのも、この年です。非常に美味♪ ちなみに、タマゴタケの長い柄の中身は中空。細くて長いのに丈夫にできています。
③2018年9月16日に撮影。息子6歳、小学1年生。
採取してきたタマゴタケを喜んで料理する息子。ツボ(基部の白い所)の部分は苦いとの事なので、ペリペリっと取り外しています。この後、小麦粉をまぶしてフリッターに。私は赤ワインといっしょに頂きました。
④2019年9月7日に撮影。息子7歳、小学2年生。
タマゴタケのフェアリーリング(菌輪:きんりん)を発見!タマゴタケの輪の中で、小躍りしています。妖精の世界への入口とも言われるそうですが、本当に不思議な光景でした。この後、タマゴタケの炊き込みご飯に挑戦。これまた美味。
⑤2020年8月2日に撮影。息子8歳、小学3年生。
軍手に、スコップ、ビニール袋。息子の装備が少しずつ整ってきました。冒険者で言えば、見習い段階でしょうか。ツボの中から、顔を出しかけているタマゴタケが可愛らしいです。白と赤のコントラストがおめでたい(^^)
⑥2021年7月24年に撮影。息子9歳、小学4年生。
この年は、タマゴタケの群生が見られました。写真は4連タマゴタケ。息子は大興奮でした。キノコを入れるカゴを購入し、デジカメも用意しています。データはキノコだらけ。
⑦2022年8月21日に撮影。息子10歳、小学5年生。
この年もしっかりタマゴタケを発見。柄(え)の上方から垂れ下がったヒダのあるツバ。朱色から黄色へとグラデーションのある傘。キレイですねー。何本か持ち帰り、素焼きにして頂きました。
以上、タマゴタケと息子の7年間を振り返ってみました。
タマゴタケを探すのも、見るのも、食べるのも大好きな息子です。今年の4月から小学6年生になりますが、今後もタマゴタケとのよい出会いがあればいいなと思います。
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家族の紹介
胞子紋をご存知ですか?
胞子紋(ほうしもん)というものをご存知ですか?
こんなのです。
キノコは「菌類が胞子をつくって散布する器官」だそうです(専門用語では「子実体(しじつたい)」よばれます)。
そう考えると、細長い柄(え)の先に、広がった傘を持ち、傘の裏側のヒダから胞子を散布する一般的なキノコの形は、「胞子を効率よく散布するため」としては最適な気がします。
そんな胞子を肉眼で見ることは難しいです。小さすぎるんですね。そこで「胞子紋」の出番です。
シイタケの上に、
湿らせたキッチンペーパーを載せ、
お椀をかぶせて一晩置くと…
はい!シイタケの胞子紋が取れました~。
シイタケの胞子は白なので、100円ショップなどで「黒い画用紙」なんかを買っておくとよいですね。
ちなみに、この写真のシイタケは原木から摘み取ってすぐの新鮮なものでしたが、スーパーで購入したものからも胞子紋は取れることがあるようです。
胞子紋の写真をもう少し。
ガッツリキノコを採取してきて、
並べて胞子紋を取ると、こんな感じ。
キノコもカラフルですが、胞子にも色の違いがあるのが分かります。
こんなふうに並べたキノコからは、
こんな感じの胞子紋が取れました。
左下のベニナギナタタケ(朱色の細長いキノコ)からも、しっかりと白い胞子が出ていることが分かります。面白いですね~。
最後に注意点が。キノコからは胞子も出ますが、虫も出ます!お椀を開ける時は、心の準備をしましょう。(我が家では、虫が嫌いなキノコダ母を驚かせないようにしないといけません)。
皆さんも、胞子紋にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?自然の作り出す美しさに、ドキッとするかもしれませんよ。
いやそれより、虫にドキッとするかもですね…
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インクタケも食してみる2020.05
今日はヒトヨタケについて書こうと思います。
こんな感じのキノコです。写真は2020年のもの。
一緒に写っている桜の花びらからも分かるとおり、春のキノコです。我が家の近くでは、5月の後半によく見る気がします。
土の中から掘り出してみると、こんな感じ。束になって生えていますね。
ヒトヨタケ=一夜茸。
一夜(ひとよ)で溶けてなくなってしまうことから、この名がついているようです。
ということで、
採取してきたヒトヨタケを並べてみました。1日目の18:00ころ。
2日目の10:00ころ。採取してきてから約16 時間経過。黒く液化してきています。
3日目の8:00ころ。40時間経過。かなり液化しております。
さすがに、一夜では溶けきらないみたいです…。
ヒトヨタケは、タイトルのとおり「インクタケ」とも呼ばれます。黒く液化した部分が「インク」のようだということ。
紙にギュギュっと押し付けますと、こんな感じに黒色が。ヒトヨタケインクをペン先にでもつけて、キノコ画を描いてみるのも素敵、かもしれません。
傘の裏はこんな感じ。
溶け始めていなければ食べられるってことで、
炒めて食べました。
旨みは強し。食感はシャキッとコリっとしており、何となくマイタケに近いような気がしました。
ヒトヨタケ、面白いキノコですねー
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きのこ立体図鑑2
「きのこ立体図鑑2」というガチャガチャを息子が発見!
やってみることに。
リアルな造形で、なかなかよいです!
近くの商業施設では、中身がディスプレイされていました。キノコ&野鳥&キノコドラゴン。カオスな感じです。
1回400円と少々お高い感じですが、やってみましょう。いざ!!
1回目!
息子がやってみて出たのが、チシオタケ。
こちらが以前撮影したチシオタケ。なかなかの再現度です。
ちなみにキノコの傘が傷つくと、血のような赤い液体(血潮)が出てくるためにこの名前がついたそうです。こわい。
2回目!!
私がやってみて出たのがウラムラサキ。
「ウラムラサキ」と「ウラムラサキシメジ」は、全く別物。紛らわしい…。
紫色のムラサキシメジ、傘のふちが波打つコムラサキシメジ、色が薄いウスムラサキシメジ、傘の表側が紫ではないウラムラサキシメジの「ムラサキシメジ4兄弟」。そのどれでもないウラムラサキ。よい色です。
いや、ウラだけでなくオモテもムラサキ!
注)こちらは写真がありませんでした。
3回目!!!
「最後にもう一回だけ!」と言って息子が回して出したのが、大好きなタマゴタケ。わーい♪息子は大喜び。
傘の裏もきちんと黄色。特徴的な「だんだら模様」の柄も表現されています。
以前に撮影したタマゴタケ。ガチャガチャの色は誇張ではありません。本物も本当にあざやか!
本物の傘の裏も、このようにキレイな黄色です。
注)この後、美味しくいただきました。
今回手に入れた3つのキノコ。左からウラムラサキ、タマゴタケ、チシオタケ。並べみると、なかなかよい感じ。
でも、
私が一番欲しかったのは…
こちらは以前撮影したササクレヒトヨタケさん。成熟すると傘の裏側のヒダの部分が黒色になり、液化して溶けてしまいます(一夜で溶ける)。
どうしてもササクレヒトヨタケが欲しかった私は、後日もう一度ガチャガチャをしてみたのです。
で、出たのがこちら。
ウラムラサキがもう一個。
これがガチャの宿命…
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